MOBILITY

2021.09.09

カワイくて「SDGs」も意識! フォルクスワーゲン「ID. LIFE」を世界初公開。2025年に発売予定! 【Eマガジン】

ヨーロッパ最大規模の国際自動車展示会である「ミュンヘン自動車ショー (IAA MOBILITY 2021)」。

フォルクスワーゲンは今年このショーで、スモールカーセグメントの「ID.」の新型モデルであるコンセプトカー「ID. LIFE」を発表した。当初の計画よりも2年早い2025年までに発売する見込みだという。価格は約2万ユーロから。

フォルクスワーゲンは今年3月、ソフトウェア統合とデジタル顧客体験を中核能力に据えてデジタル化、新しいビジネスモデル、自動運転など、将来の大きな課題に取り組む「ACCELERATE」戦略を発表しており、これに沿ってe-モビリティへの変革を再び加速し、さらに多くの人々が持続可能なモビリティにアクセスできるようにするため、このタイプの車両がどのようにあるべきかを明確に示した形だ。

都会向けスモールEVの開発にあたり、フォルクスワーゲンは、人々とその共有体験を中心としたビジョンを策定。「ID. LIFE」は、持続可能性とデジタル化をきわめて多用途な使い勝手を持つ車両に組み合わせた。たとえば、車内を小さな映画館やゲームセンターにしたり、リラックスしてオープン エアを楽しんだりすることも可能だという。

「“ID. LIFE”は、都会のモビリティにおける次世代の電気自動車に関するビジョンを体現したモデルです。このコンセプトカーによって、2025年に価格約2万ユーロで発売されるスモールカーセグメントの“ID.”モデルの姿を垣間見ることができます。このことは、より多くの人々がe-モビリティにアクセスできるようになることを意味しています」

「“ID. LIFE”の 製作において、私たちは若いお客様のニーズに焦点を合わせました。私たちは、未来のクルマは、今日のクルマよりさらに、ライフスタイルや個性の表現を重視したものになると考えています。未来のお客様は、ただ単にA地点からB地点に移動すること望むのではなく、クルマが提供する体験により興味を示すでしょう。“ID. LIFE”は、このような考え方に対する私たちの答えなのです。」

と、フォルクスワーゲンブランドCEOのラルフブラントシュテッターは述べている。

シンプルでクリアなデザイン!

「ID. LIFE」のデザインはとてもクリアで、シンプルで、高品質なものとなっており、不要な装飾エレメントやアドオンパーツは一切装着されていない。また、複雑な素材の組み合わせも採用されていないのだという。

水平基調のボディ、ウィンドウ、ルーフも、このクルマのシンプルな外観の創出に貢献している。アチャンバーテキスタイルで作られた、個々に取り外しが可能なルーフは、車両の重量を削減しながら、オープンエアドライブの楽しみを提供する。

さらに「ID. LIFE」は、素材および塗装仕上げの選び方に特に強く反映されている。ボディのクリアコートには、バイオベースの硬化剤とともに木材チップを使用した天然着色剤が使用されており、ルーフとフロントカバーのエアチャンバーテキスタイルは、100%リサイクルされたPETボトルから作られているという。

走りについては、フォルクスワーゲンがスモールカーセグメント向けに開発した、モジュラーエレクトリック マトリックス(MEB)のスモールバージョンがベース。

MEBをベースにした車両が前輪駆動を採用するのはこれが初めてで、172kW(234PS)を発生する電気モーターは、0~100km/hを6.9秒で加速し、容量57kWhの高電圧バッテリーは、約400km(WLTP)の航続距離を実現するという。

インテリアでは、ダッシュボードとリアシートの縁取りのウッドが、シート地とドアトリムの「ArtVelours Eco」と組み合わされ、タイヤの原料にはバイオオイル、天然ゴム、もみ殻などの素材が多く含まれており、SDGsを強く意識した作りになっている。

また、ドアミラーとルームミラーの代わりに、カメラとディスプレイが採用されており、基本的な運転機能は、六角形のオープントップステアリングホイールのタッチパネルを介して操作し、スマートフォンを操作システムに統合することもできる。たとえば、スマートフォンやタブレットといった、乗員のデバイスを使用してナビゲーションシステムを操作することができるという。

フォルクスワーゲンは、「ID.」ファミリーを2万ユーロから始まる価格帯でスモールカーセグメントに拡大することは、完全なe-モビリティを実現するための、もう一つの重要なステップとなると考えている。

2030年までに、ヨーロッパにおける車両販売全体に占める電気自動車のシェアを少なくとも70%に、北米と中国で少なくとも50%に増やすことを目指している。

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