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2021.10.02

自然と共生! 「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」で「スポーツドライビング」を体験してみた!

ポルシェが世界で展開するスポーツドライビングおよびブランド体験施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」が日本で初めて千葉県木更津市にオープンした。

同施設は、ポルシェのブランド体験施設「エクスペリエンスセンター」として世界で9番目で、ポルシェのスポーツカー性能を充分に引き出すための様々なトラックコンテンツ、本格的なドライビングレクチャープログラムが用意されている。

ここでは施設の見学と、スポーツドライビングを実際に体験することができたので、紹介させていただこう。

ドジョウにも配慮、自然をそのままに!



オープンしたのは木更津市の伊豆島という大自然が残されているエリア。

敷地43ヘクタール(約13万坪)のうち開発箇所は19ヘクタール、敷地の半分以上は環境に配慮し森林を残しているという。

ポルシェはブランドとして自然環境を大切にするなどサステナビリティを打ち出しているが、この「エクスペリエンスセンター」を開発するにあたり千葉県と自然保護協定を結んだとのこと。

自然をできる限り保全すべく、細かいところまで確認をしながら開発を進めていったという。

森林法に基づき周囲に30メートルの森林帯を残したほか、貴重生物の保護にも力を入れているのだそうだ。

さらに具体的には、湿地帯に生息する貴重植物として知られるミツガシワは、千葉県で群生しているのはこのエリアだけということ。

なので、工事を行う場所に自生してたいたミツガシワは敷地内の他エリア移植したそうだ。

しかし、単に移植といっても、生息に適したちょうど良い日陰の場所を探し、半年後に根付いているかを確認するなど細かな作業だったという。

同じく絶滅危惧種となっていホトケドジョウもビオトープを作り保護するなど、動植物に配慮した開発が行われていったという。

「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」は、ドライビングを体験する場所であるとともに、自然と共存した施設なのである。

江戸切子をモチーフとした建物!



さて、施設に入り圧倒されるのは近代的なメインビルディングの外観。

モダンデザインながら、建物の表面は、江戸切子に使用される矢来紋をモチーフとした日本らしいデザインをも表現。その建物に、色とりどりに輝く最新のポルシェがよく似合っている。

1階にはレストラン「Restaurant 906」、2階にはカフェ「The 956 Cafe」を併設し、飲食を楽しむことも可能。

オフィシャルアイテムが揃うポルシェドライバーズセレクションストアや、MICE(ミーティング、研修、イベント)を行えるミーティングルームなどスペースも充実している。

部屋の名前が959などと全て3桁のプロダクトネームとなっているなど、一日中ポルシェの世界観を堪能することが可能だ。

オンロードもオフロードも体験可能

ドライビングレクチャーはオンロード、オフロードともに90分間のプログラムが基本。45分間で車両を乗り換えるミックスプログラムも用意されている。

車種は718や911などの2ドアモデルからマカン、カイエンのSUV、パナメーラ、そしてポルシェのフル電動スポーツカー、タイカンから選択が可能で、今回はパナメーラで試乗体験をさせていただいた。

料金は718Tが4万9500円、911カレラで6万500円から。対象となる車両は全43台で、タイヤ交換や消耗部品の交換は施設内で行われる。

ドライビングエクスペリエンスは2.1kmの周回距離を持つハンドリングトラック、キックプレート、ローフリクションハンドリングなど6つのモジュールで構成。

ハンドリングトラックは、ドイツ・ニュルブルクリンクのカルーセル、アメリカ・ラグナ・セカのコークスクリューなどの有名コーナーを再現したエリアを有している。

ラグナセカをイメージしたコークスクリュー!



さて、実際にパナメーラをお借りし、インストラクターの指示を仰ぎながらコースへ。

まず体験させていただいたのはハンドリングトラック。こちらの特徴は、元の地形を活かした三次元(立体構造)トラックであるということで、世界のポルシェ・エクスペリエンスセンターの中でも唯一なのだそうだ。

インストラクターの指示で、カルーセル(すり鉢状のヘアピンコーナー)に入ると、なるほど、車体が結構傾き、ちょっとした縦Gを体感することができる。

高低差のある高低差のコークスクリューなども、確かにミニ・ラグナ・セカのようで、起伏に富んだコースは走行していてとても楽しい。

1周は2.1km、時間にして1分半くらいだがあっという間に時間が経過してしまう。

一般道しか走行したことがない方でも、インストラクターがライン取りをレクチャーしてくれるとともに、コーナーに目指すべきポイントが赤く示されているので、何周かするうちに「もっとスムースに上手く運転したい!」という欲が湧いてくる。

インストラクターによるサーキットのデモンストレーションラップも体験可能なので、まずはそれを経験してからドライビングを体験するというのもいいかもしれない。

次に体験したのはダイナミックエリアと名付けられた、30m×280mものスペースを持つ開放的な舗装エリア。

ここでは、スラローム、フルブレーキ、ローンチコントロールを体験させていただいた。

ローンチコントロールとは、左足でブレーキを踏んだまま右足でアクセルをベタ踏み。エンジンのが高回転になったところで、ブレーキを離しロケットスタートをするというもの。

4ドアセダンと侮るなかれ、パナメーラの加速はかなり暴力的だ。しかも、そこからのフルブレーキで一気に減速できるという体験は、性能の一端を経験できた貴重なひとときであった。

ポルシェで楽々ドリフト!? これが楽しい!!



また、コースにはローフリクションハンドリングトラックという、コンクリートに磨きをかけて、わざとクルマを滑りやすくさせた箇所があり、個人的にはそこが結構楽しめた。

具体的にはコンクリートを磨き、摩擦係数(μ:ミュー)=0.2を実現。ちなみに舗装路のドライ路面がμ=0.8前後で、積雪路が0.5〜0.2、氷結路が0.2〜0.1とされているので、ほとんどアイスに近い路面を再現しているとのこと。

オーバーステアやカウンターステアの引き起こし方、修正方法を習得するというものだが、ドライブしたパナメーラの制御が素晴らしく、タイヤが滑り出しても滑らかに挙動が修正され、低速ながら安心してツルツル路面でのポルシェドリフトを楽しめた。

今回私はパナメーラで走行体験をさせていただいたが、スタート地点には急速充電器「ターボチャージャー」がレイアウトされ、電気自動車のタイカンもスタンバイ。

独特のモーター音で発信するタイカンとターボチャージャーは、未来のドライビングレッスンのスタイルを垣間見せてくれる。

そのほかにも、シミュレーターラボでは919ハイブリッドをはじめとした歴代のル・マン優勝車から現行モデルまで、様々な車両で国内外のポルシェに馴染み深いサーキットを走行することが可能で料金は30分/4,500円から。

都心からも近い「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」でポルシェワールドを体感してみてはいかがだろうか?

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京

住所:木更津市伊豆島字中ノ台1148-1
敷地面積:43ha
事業区域:13ha
トラック:全長2.1km

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