MOBILITY

2021.10.09

新車時のオーラ!「'88年式ポルシェ911ターボ」はスーパーカーブームの火付け役だ!

スポーツカーの歴史を作り上げてきたポルシェ。

中でもエポックメイキングなモデルとして、ポルシェの名を世界中に印象付けたのが、930型の911ターボである。

1963年の登場以来、スポーツカーのスタンダードのひとつとして定評の高かった911に、ターボエンジンを搭載。

豪華な高性能スポーツカーとして圧倒的な人気を集めるに至った911ターボは、例えば日本でも、カウンタックやBBと並んでスーパーカーブームの火付け役となった1台であった。

その発表は’73年のフランクフルトショーでのことだったが、発売となったのは’75年のこと。

3リッターの930/50型にKKK製ターボチャージャーを組み合わせたエンジンは260PSを発揮。

そのパワーを受け止めるためトレッドが拡大され、これに伴い前後フェンダーのフレアは派手と言ってよいくらいに大型化、カレラRS3.0から継承した大型リアウィングとあいまって、そのルックスは衝撃的であった。

搭載エンジンはその後3.3リッターへと拡大され(’78年)、タイヤサイズが拡大される(’87年)などの改良を受けながら、’89年モデルまで生産が行われた911ターボだが、モデルライフ末期に至るまで、そのステイタスは小ゆるぎもしなかったのである。

【写真5枚】新車当時の輝きを保つ911ターボはコチラ!

細部までオリジナルを保った’88年式911ターボ!

ご覧頂いているのは、モデル末期にあたる’88年式の911ターボだ。

驚くべきはかなりの細部に至るまでオリジナルを保っていることで、どこかしら手が入れられている911ターボが多い中、このオリジナル度の高さは驚異的である。

変更されているのはタイヤ(新車時のポテンザRE71からポテンザS-02に替わっているが、これは仕方のないところだろう)くらいで、カセットオーディオやスピーカーもそのままというから、これはただごとではない。

285PSを発揮する(欧州仕様では300PS)3.3リッター930/66型エンジンには、新車時のコーションプレートが変わらず残っている。

うすい茶色とシルバーの混じりあった独特なボディカラーは、”プラチナメタリック”と呼ばれるもので、本来は’81~’84年モデルにのみ用意されていた特注色。

’88年モデルではもちろん設定のないカラーであるが、初代オーナーたっての希望により、購入時にこのボディカラーで納車されたのだという。

新車時のオーラを今なお感じさせる、圧倒的な1台だ。

なお、電子書籍&PODオリジナルとして、「カーマガジン」誌の特集記事を選り抜いて編集された「Car MAZINE LIBRARY 01」では、この’88年式ターボのほか、ビッグバンパー911の様々なモデルが収録されており、その変遷と全容を理解することができる。

詳細は以下をクリック!

写真:宮越孝政

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