MOBILITY

2021.10.08

「西部警察PART-Ⅱ」の「330グロリア」を精密再現!「北海道ロケ編」以降モデルをボディ幅詰めで実現!【モデルカーズ】

330グロリア2800SGL◆Builder:秦 正史◆Base:アオシマ1/24

放送終了から35年以上経った今もなお、高い人気を誇るTVドラマ『西部警察』シリーズ。

毎回繰り出されるド派手なアクションに心を奪われた方も少なくないだろう。

カーアクション・シーンにおいて、「スーパーZ」などの特殊パトカーよりもある意味大活躍したのが、横転や激突、爆破などに用いられた破壊用車両だ。

放送当時でも少し型遅れのセドリック/グロリアやスカイライン、ローレルなどがその中心であったが、スクラップとなる前の最後の花道とばかりにド派手なスタントを見せる姿は、当時の少年たちの心に確実に何かを植え付けたことであろう。

そうした破壊用車両をプラモデルで作ろうという人もあちこちにおり、例えばアオシマの330セドリック/グロリアHTをセダンへ改造してパトカーや犯人車を再現、というのもしばしば見受けられる。

ただ、元のキットが幅広く迫力ある形にデフォルメされているため、セダン化しても何となく違和感を拭いきれないのも事実であろう。

ここでご覧頂いているのは、自動車模型専門誌「モデルカーズ」238号での特集記事のために制作された、そうしたセダン化作例のひとつなのだが、この違和感を払拭すべく手の込んだ工作を多数盛り込んでいる。

【写真11枚】西部警察! 330セダンと制作過程をじっくり見る!

幅詰め&キャビン移植&リア延長で自然なフォルムに!

ボディの幅広感は、一旦まん中でボディを両断し、3mm分削除して再接合することで実際に幅詰め。

キャビン部分についても、平たく四角い造形からそのままセダン化してもおかしいと判断し、マイクロエースのケンメリ4ドア(昔のLSによる金型のキット)から当該部分を前後に延長しつつ移植した。

この工作のメリットは、キャビン部分の強度や左右対称が確保できること、フロントガラスのパーツが自作不要であること、などである。

改造の途中でリアオーバーハングも2.5mmくらい短いと判断(キットのまま作るならあまり気にならないのだが……)、プラ材を貼り付けて後方へと延長している。

Bピラーや窓枠も自作や作り直しで再現、フロントグリルやテール/リアガーニッシュも作り起こし、バンパーも幅を詰めただけではなく丸みと抑揚を強める加工を行った。

これらの工作の甲斐あって、330セダンとして自然なアピアランスを獲得しているのがお分かり頂けるだろう。

なお細部の仕様については、『西部警察PART-Ⅱ』の北海道ロケ編の回から『同PART-Ⅲ』にかけて何回か登場した、前期型グロリアの2800SGLとしている。


modelcars vol.238

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