MOBILITY

2021.10.09

「悪魔のZ」風!「フェアレディZ 432」を「ナガノ」1/20で自分好みに仕上げる!【モデルカーズ・チューニング】

フェアレディZ432◆Builder:大石恒精◆Base:ナガノ1/20

「フェアレディZ」は、日本を代表するスポーツカーとして、言わずと知れた存在である。

「スポーツカー」と呼んで差し支えない車種は、日本にもいくつか存在するが、その歴史の長さ、ルーツの深遠さ、そして世界に与えたインパクトの大きさなどにおいて、比肩するものはない。

その初代モデルであるS30系が登場したのは1969年のこと。

それまでのオープンスポーツカーであったフェアレディ(SR311)のモデルチェンジとして生まれた初代Zだが、その誕生にあたっては日本国内同様に、いやそれ以上に、北米市場に受け入れられることが目標だった。

クローズドボディの快適性、豪華さと、充分な高性能を持ちながらも扱いやすい操縦性、そして既存車種とのパーツの共用・流用による低コストとその結果によるお求めやすさ。

何より、ロングノーズのファストバックボディはあまりに格好良く、そのスタイルの良さは圧倒的だった。

発売されるやいなやたちまち大人気となり、北米マーケットでは予想以上の大ヒットを記録。

欧州製のスポーツカーを駆逐してしまったほどだというから、ただごとではない。

そのように、どちらかと言えばラグジュアリースポーツと呼ぶべき初代Zだが、そのラインナップには「スパルタン」と表現してもおかしくないモデルがあった。

スカイラインGT-Rと同じS20 型エンジンを搭載した「432」である。

レースでの活躍を主目的として送り出された432のエンジンは、GT-Rと全く同じ2リッター6気筒DOHC 4バルブ。

しかし、Zのボディ/シャシーとの相性はあまり思わしいものではなかったらしく、432はやがてフェードアウトしていったのである。

【写真6枚】懐かしのナガノZ432、エンジンも見る!

懐かしの、ちょっと大きめスケールのZ432!

ここでご覧頂いているのは、そんなZ432のプラモ作例で、改造プラモデル雑誌「モデルカーズ・チューニング」に掲載されたものだ。

見るからに開閉しそうなリアゲート、そして、ちょっとゆとりのある造形から、よくある1/24キットの完成品ではないと気付かれた方もいるかもしれない。

実はこれ、ナガノの1/20スケールのキットを完成させたものなのだ。

ナガノによるキットと言っても、そのルーツはさらにオオタキへ遡る。

この金型は、元はオオタキによるもので、それをナガノが引き継いで生産・販売をしたものなのだ(ナガノによるオリジナル設計のキットもあり、つまりナガノ1/20 フェアレディZは二種類存在する)。

この作品は、作者が高校生の時に「悪魔のZ」風に改造を行った途中で20年ほど放置状態になっていたものを、近年完成させたものだという。

自作フロントスポイラーを装着し、シートを社外品のバケットに変更した以外は、キットをストレートに組んでいる。

「悪魔のZ」風とはいえ、それを再現したものではなくエンジンもキットのままのS20型を搭載しているが、むしろZファンには夢のあるチョイスだろう。

プラグコードなど、適度のディテーリングを施してリアリティを向上させている。

しっかりと走りそうな車高やトレッドのセットアップも好感が持てるものだ。


モデルカーズ・チューニング其の五

写真:服部佳洋

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