MOBILITY

2021.10.12

「ケンメリ4ドア」1台で2度オイシイ! 「シャコタン」も「ノーマル」も楽しめる!【モデルカーズ】

スカイライン2000GT◉マイクロエース1/24改造◉作例制作:秦 正史

「愛のスカイライン」の愛称で親しまれたC10系スカイライン、いわゆるハコスカがモデルチェンジし、四代目C110系となったのは1972年のこと。

この世代は、CMキャラクター「ケンとメリー」から、「ケンメリ」の愛称で親しまれた。

新車当時の好調なセールスはもちろんのこと、兄弟車ローレルなどと同じく中古車となってからは街道レーサーのベースとして、また後に至っては国産ヒストリックの定番として、息の長い人気を保っている。

特に2ドア・ハードトップは、生産台数197台という激レア・モデルのGT-Rがラインナップされていたこともあり、当然ともいうべきポピュラリティを誇るが、4ドア・セダンの人気も決して低いものではなく、その高まりから、前述の「ケンメリ」をもじった「ヨンメリ」というニックネームが定着するに至っている。

ここでご覧頂いているのは、自動車模型の専門誌「モデルカーズ」に掲載されたケンメリ4ドア・セダンのプラモデル完成品である。

しかしこのケンメリ4ドア、ただプラモデルを組み立てただけのものではないのだ!

【写真18枚】ケンメリ4ドアの全体像、制作過程はコチラ!

ボディ形状の正確さを可能な限り追求、さらにはサシカエ式シャシーの導入も

なかなか「これが決定版」と言えるキットがないのがもどかしいケンメリ4ドアだが、作者は曲面の捉え方を高く評価してマイクロエース(今はなきLS金型による製品)をチョイス。

しかしこのキット、微妙にボディが短く幅も広めで、どことなくバランスを欠いている。

そうしたポイントをボディ延長や幅詰めでクリア、さらに顔つきにこだわってフロントグリルを作り直すなど、様々な加工を施して実車に近い雰囲気を実現した。

この作品の特筆すべき点はそれだけではない。

ノーマルとシャコタン、そのふたつの状態を同じボディで楽しめるよう、シャシーを2つ作りサシカエ式としたのである。

シャコタン仕様のシャシーは、タイヤ/ホイールを変更しハの字シャコタンにしただけでなく、シートをバケットに変更し、スピーカーも追加。

ダッシュボードはボディ側に取り付けられているのだが、ステアリングにも磁石を仕込み、シャコタンシャシーにするときにはダッツンコンペに変更できるように仕立てている。

これによって、組み立てを楽しむだけでなく、完成後も着せ替えて遊べるプラモ作品が完成した。

なお、このシャシーはキットのものではなく、フジミのケンメリGT-Rのものを使用している(半端にエンジンが載っているのはそのためである)。


modelcars vol.297

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