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2021.10.21

【動画あり】「2021年度グッドデザイン賞」で「OZモーターズ」の「コンバートEV」が金賞を受賞! 【Eマガジン】

いよいよ年末も近づいてきた2021年10月20日(水)「公益財団法人日本デザイン振興会」が、「グッドデザイン賞」の2021年度受賞結果をに発表した。

今年は、前年より1,000件以上増加して過去最多となった5,835件の審査対象の中から、国内外のデザイナーや建築家、専門家など88人の審査委員による厳正な一次・二次審査を経て、過去最多の1,608件の「グッドデザイン賞」受賞が決定した。

グッドデザイン賞の受賞対象には、独自性、提案性、審美性、完成度などの面において特に優れており、これからの時代のモデルとなるデザインとして位置づけられる「グッドデザイン・ベスト100」の100件と、さらにその中から選ばれた特別賞として「グッドデザイン金賞」20件と「グッドフォーカス賞」12件の計32件が含まれている。

この中で「Eマガジン」のプロジェクト「EVセドリック」を製作したことでもおなじみ、神奈川県横浜市の「OZモーターズ」が金賞を受賞している。

審査委員⾧の安次富 隆氏(プロダクトデザイナー。有限会社ザートデザイン取締役社長)は、

「今年度のグッドデザイン賞のテーマは『希求と交動』です。いまほど、人や社会、自然が希(こいねが)う気持ち(希求)を交感させながら、新しい未来をつくるために共に動くこと(交動)が求められている状況はないと思います。そして今回の審査を通じて、そのような思いに支えられ、交動を実践していることがうかがえるデザインに数多く出会うことができました。

よいデザインには、社会を構成するさまざまな要素間のアウトカムを拡張し、増幅させ、増強することで、世界の在り方と人々の気持ちを前進させる力があると、今回の受賞デザインから読み解くことができるのではないでしょうか」

と語った。

コンバージョンEVはまさに「新しい未来をつくる」デザインの姿なのである。

ほか、⾧年にわたって人々から支持され続けてきた商品などのデザインに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」受賞22件も発表されている。全受賞デザインは、グッドデザイン賞のWEBサイトで閲覧できる。さらに、今年度を代表する「グッドデザイン大賞」は11月2日(火)に、最終プレゼンテーション審査を実施し、決定される。


【写真3枚】ヴィンテージカーを電気自動車にコンバート!


(以下、グッドデザイン賞受賞告知のページより抜粋引用)

受賞対象名:コンバートEV [OZ MOTORS EV CONVERSION]

事業主体名:オズモーターズ
分類:乗用車、乗用車関連機器
受賞企業:オズモーターズ (神奈川県)
受賞番号:21G100928
受賞概要:2021年度グッドデザイン賞受賞概要
受賞対象の概要:現代の自動車に比べて環境負担が高いいわゆる「ヴィンテージカー」を外装、内装を当時のデザインのまま、電気自動車へ改造。静かで、クリーンなエコカーとして現代に乗ることができる。

デザインのポイント

1.ヴィンテージカーの雰囲気のまま電気自動車に
2.将来の電気自動車の技術革新(バッテリーの性能向上など)に沿って、随時アップデートできるモビリティへ
3.欠品パーツ等に困ることなく、限りなく持続可能な次世代モビリティに

プロデューサー:株式会社 オズコーポレーション 古川治
ディレクター:カエルム 株式会社 神保匠吾

発売:2019年7月



受賞対象の詳細

背景

現代の多くの車は、コスト削減や効率化であらゆる制約があり、グローバルなデザインのクルマがほとんどです。一方1960~1980年代の黎明期に生まれた自動車のデザインは、個性的で今なお人々を魅了します。

そんな当時のデザインのクルマに乗りたい。しかし現代とはかけ離れた走行性能や故障、メンテナンス、重課税など、所有して維持するほどに、次々と想像以上ハードルが立ちはだかります。

そこでオズモーターズのコンバートEVでは、ヴィンテージカーを最新の電気自動車へコンバージョンすることで、新たなパーソナルモビリティとして末長く楽しむことが可能になります。

2021年現在、日本国内でのエンジン車は登録から13年を超える年式、18年を超える年式の車は「環境負担が重い」とみなされ、自動車税、重量税が重課税扱いとなる中、オズモーターズのコンバートEVでは、「エコカー」扱いとなり、最新の電気自動車と同じ税率が適用されます。


経緯とその成果

ガソリン車を電気自動車にするには、エンジンを電動モーターに交換し、燃料タンクを大容量バッテリーに置き換える必要があります。

一見、簡単そうにみえますが、エンジンを動力源とする自動車には、ブレーキのアシスト機能やエアコンなどエンジンからのエネルギーを基にする装備が多くあります。

そのため、コンバートEVによる電動化に伴って、各機関は新たに設計しています。また電気自動車の要となる動力源には、最新のリチウムイオンバッテリーを搭載し、大手メーカーの量産車両と同等の航続距離を実現しています。

公道での走行ができるよう、搭載バッテリーの安全基準をクリアし、電気自動車への改造申請にも適合しており、国土交通省が定める車検を取得することができます。その他、現行車種と同じ充電口規格を装備し、ショッピングモールや公共の充電設備、急速充電設備等の充電インフラにも対応しています。



仕様

ヴィンテージカーの内燃機関を排出ガスを一切出さない電気自動車にコンバート。

審査委員の評価

情緒的・感性的価値が高いヴィンテージカーをEV化することで、クリーンなエコカーとして現代に再生する取り組みであることを高く評価した。

ヴィンテージカーは、現代の自動車に比べて、その構造やシステムがシンプルなものが多く、エンジンから電動モータへの換装に合理性を見いだせる点にも着目したい。特に人気のある車種に対しては、キット化することによって、より低価格でサービスを提供することも計画されており、将来の自動車の在り方のひとつとして、新しい道が示されることを期待している。


https://www.g-mark.org/award/describe/52326?token=EgKXMZ0tTn


GOOD DESIGN AWARD
http://www.g-mark.org

©️JDP


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