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2021.10.27

完全自作!「ロケットバニー」のエアロを再現した「S13シルビア」!【モデルカーズ・チューニング】

シルビア◆Builder:高橋 淳 ◆Base:アオシマ1/24

シルビアといえば、日産を代表するスペシャルティクーペであった。

最後のシルビアが生産を終えてから20年ほどが経つが、その復活を望む声は絶えることがなく、今もそんな噂が聞こえてきたりする。

その登場は1965年のこと、当時はオープン2シーターであったフェアレディのフレームシャシーを利用し、その上に美しいデザインの2ドアクーペのボディを載せたものであったが、このクーペボディは、ドイツ人デザイナーのアルブレヒト・ゲルツの監修のもと、日産社内でデザインされたものだという。

その贅沢さはやはり日本の市場に受け入れられるにはまだ早く、販売的にはあまり奮わなかったため数年にして販売を終了、モデルチェンジも行われなかった。

空白期間ののちに2代目となるニューシルビアが登場したのは1975年になってからのことで、ニューシルビアは、当時注目を集めていたロータリーエンジンの搭載車として準備されていたと言われるが、オイルショックを受けこの計画は変更され、当時お馴染みのL型四気筒が積まれている。

そして2代目以降は途切れることなく日産のラインナップの一角を担い続けることとなったが、特に5代目(S13系)のヒットは記憶に残る鮮やかなものであった。

’88年にデビューしたS13の特徴は何といってもその美しいボディラインで、これは初代シルビアをイメージして造形されたと言われているが、その流麗ぶりにはあのピニンファリーナも称賛の言葉を送ったほどだ。

現役当時はゴリゴリに走りを楽しむクルマではなかったが、型落ちとなってからはドリフト、走り屋と、ハードなイメージが定着しているのは、すでにご存じだろう。

ここでご覧頂いているのもカスタマイズされたS13シルビアとして制作された模型で、改造プラモデル雑誌「モデルカーズ・チューニング」に掲載されたものである。

【写真4枚】TRA京都のエアロキットを自作したシルビア、その雄姿を目撃!

ロケットバニーのS13 Ver.1を完全自作で再現

この作品はロケットバニーのエアロパーツをフルキットで装着した状態を再現したものだ。

トヨタ86用キットを中心に人気の高いロケットバニーのエアロだが、S13シルビア用パーツは、プラモデルの世界では未だパーツ化されていない。

作者は光硬化パテを用いて同エアロをフルスクラッチ(完全自作)、アオシマ製のS13シルビアに組み合わせて作品を完成させているが、ご覧の通り破格のまとまり具合を見せており、言われなければ自作パーツとは気づかないくらいだ。

エアロパーツの中でも、バンパーやスポイラーなど一部はレジン複製によりパーツ化して仕上げているといるが、一方ホイールは、フジミ製BBS Vスペックにアオシマ製18インチ・マイスターのリムを組み合わせる、いわゆる”リバレル”によって自作。

アオシマ製キットの美点であるエンジン再現も見どころのひとつだが、エアクリーナーをキノコ型に変更するなどの加工も施されている。


モデルカーズ・チューニング其の四

写真:服部佳洋

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