MOBILITY

2021.11.06

「いすゞTXD40-D」を作る!ボンネットバスからダンプトラックへの改造!【モデルカーズ】

いすゞTXD40-D◉マイクロエース1/32 BXD30改造◉作例制作:秦 正史

かつて大型トラックやバスの主流が、車体先端にエンジンを搭載するボンネット型だった時代、おおむねどのメーカーも、ノーズ部分のデザインはトラックとバスで共用となっていた。

この時代のボンネット型トラック/バスのイメージを代表するものとして知られているのが、4灯ライトのいすゞTX/BXであろう。

ボンネットバスとしての残存数が多く、またトラックでは消防車として全国各地で長く現役だったことが、そうした知名度の高さに貢献しているものと思われる。

TX/BXの歴史は戦前まで遡るので省略するが、この4灯ライトのモデルがデビューしたのは1964年のこと、それ以前の2灯ライトのフロントスタイル(’59年登場)のマイナーチェンジ版であった。

車名としてはTX/BXの称号が一般的なものとなっていたようだが、’62年頃の型式称号の変更でガソリン車は末尾に「G」、ディーゼル車は末尾に「D」を付けて区別するようになっており、たとえばTXDはディーゼルエンジン搭載のトラックを意味する。

プラモデルでは、今はなきエルエスがボンネットバスBXD30を1980年代にキット化しており、これは金型を引き継いだマイクロエース(旧アリイ)によって現在も製造・販売が続けられている。

ここでご覧頂いているのは、このボンネットバスのキットを用いてボンネットトラックのTXD40(のダンプ、TXD40-D)へと改造を行った作品である。

【画像42枚】懐かしのボンネットダンプを見る!制作工程も!

いすゞボンネットバス+日野レンジャーでダンプトラックに!

前述の通り、この作品のノーズ部分はボンネットバスのものを流用しているのだが、実はこのフロント周り、そのまま流用するだけで工作することはできなかったという。

なぜかと言うと、このキットは実際の寸法よりおよそ6.5mmほど幅広く造形されているためである。

知らんぷりをしてそのまま作る、という選択肢もありうるのだが、そうするとキャビンや荷台も全て幅広に作らないと辻褄が合わないので、ノーズとそれに付随するグリル、バンパーも幅を詰めて制作したとのこと。

トラックとしてのベースには、アオシマのデコトラ「じゃりぱん豚助」を使用、シャシー/荷台をベースに用いただけでなく、キャビン部分も加工して利用している。

意外にも制作のネックとなったのが、キャビン背後のスペアタイヤホルダーで、形状がよく分からず苦労して資料を探し推測も交えて自作したが、完成後、街中で普通に見かけるゴミ収集車のものがほとんど同一の形をしていることに気が付き、ガックリ来たと作者は語っている(形状は間違いなかったようだ)。

制作工程も含めて画像を公開するので、じっくりとご覧頂きたい。


modelcars vol.255

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