MOBILITY

2021.11.16

これぞVIPカー!「Y31セドリック」のジャンクションプロデュース仕様を華麗に再現!【モデルカーズ】

日産セドリック◉アオシマ1/24◉作例制作:Ken-1

「いつかはクラウン」というキャッチコピーとともに日本車ヒエラルキーの絶対的象徴となったトヨタ・クラウンに対し、ライバルたる日産セドリック/グロリアは劣勢を強いられてきた。

そんな中で起死回生の一発となったのが、1987年デビューのY31型(セドリックとしては7代目、グロリアとしては8代目)である。

リアサスペンションにセミトレーリングアームを採用、初の四輪独立懸架となり、走る曲がるを重視したY31だが、それだけにとどまらず、スポーツ性を前面に押し出したグレード、グランツーリスモ/同 SVをラインナップ。

2リッターにのみ用意されたグランツーリスモ系だが、フォグランプ埋め込みフロントスポイラーおよびリアスポイラーを標準装備したルックスは、それまでの「おやじグルマ」のイメージが強かったセドグロとしては相当思い切ったもので、新たな購買層を獲得するに至ったのである。

さらに翌年には、3ナンバー専用ボディを持つ上級モデルのシーマ(正確には車名にセドリック/グロリアが冠されていた)をリリース、その豊かなボディフォルムはV6 3リッター・ツインカムターボの暴力的な加速と相まって独自の世界を構築し、Y31型系の成功をさらに大きく押し広げたのであった。

Y31セドリック/グロリアのプラモデルは、実車が新車であった当時にアオシマとフジミからリリースされており、どちらもグランツーリスモSVをキット化、フジミのみ3リッターのブロアムVIPも展開している。

ただし各種チューニングカーとしてのバリエーションを展開したのはアオシマの方で、街道レーサー的なものからVIPカーまで、様々な仕様のキットをリリースしてきた。

今回お見せしているのは、そんなアオシマ製Y31セドリックの、ジャンクションプロデュース仕様のキットを制作したものである。

【画像26枚】ダークかつディープなグリーンのJP仕様セドリックを見る

エアロパーツの被せ感解消だけでなく、ふさにまでコダワル!

Y31型系は前述の通りセドグロのメイン購買層よりも若い層に人気が高く、当然ながらVIPカー方面でも引っ張りダコであったが、そんなVIPカー・ムーブメントの中心的存在がジャンクションプロデュースであったと言えるだろう。

キットでは、そんなカリスマVIPブランドによるエアロパーツがフルに再現されているのだが、当然ながらノーマル状態のボディの上に被せて装着する形となっており、どうしても取り付けがピッタリとはいかない部分が見受けられる。

作例ではそんな部分をきっちりと加工しているが、ここでは工程もわずかながらご紹介しておくので、参考にしていただければ幸いだ。

また、ベースとなるY31自体、特にフロント周りの表情においてはフジミ製の出来に軍配が上がるようなので、作例ではヘッドライトやグリルをフジミから移植している。

そしてジャンクションプロデュースと言えば重要なのが、ルームミラーから吊るす「房」。

キットにもパーツが付属しているくらいの重要アイテムなのだが、やはりプラスチックのパーツで再現すべきものではないのだろう、どうも不満が残ってしまう。

どうにかして作り直したいところだが、作例ではこの問題を、釣りに使う撚り糸「PEライン」を束ねて結び形状を出すことで解決。

PEラインは強度がありつつ細くしなやかで馴染みがいいのが特徴とのことなので、房の再現に悩んでおられる方は一度試してみてはいかがだろうか。


modelcars vol.267

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