MOBILITY

2021.11.18

セレブ感横溢!「ブタ目マークⅡ」をストレッチ・リムジン化⁉【モデルカーズ・チューニング】

トヨタ・クレシーダ・リムジン◆Builder:松本晃一 ◆Base:フジミ1/24

マークⅡといえば、かつては”ハイソカー”の代表格として一世を風靡したものだが、今やそれも過去のこと、発展形であるマークXも消滅してしまった。

だが、かつてのマークⅡの輝きは今もファンの心を捉え続け、新たな世代をも惹きつけている。

初代マークⅡがデビューしたのは1968年のこと、コロナとクラウンの中間を埋めるモデルとして、「上級版コロナ」の意味あいでコロナ・マークⅡの名で登場したのであった。

同様のコンセプトを持つ日産ローレルよりひと足先に送り出された初代マークⅡはそれなりの成功を収めたのだが、続く2代目モデルでは、日産のローレル/スカイライン連合軍への対応に苦慮し、コンセプトのブレから販売成績は下降の一途を辿った。

その反省から、従来よりフォーマルな性格を強めて1976年に登場したのが3代目マークⅡ(X30/X40型系)である。

ボディラインは、当時のセミクラシック調のアメリカ車(シボレー・モンテカルロやビュイック・リーガル/センチュリー、あるいはクライスラー・コルドバなど)から強く影響を受けたもので、丸型2灯のヘッドライトから、後に「ブタ目」の愛称で呼ばれるようにもなった。

ローレルの上級志向には、こうしたゴージャス感の強調や2600ccモデルのラインナップで対抗する一方、スカイラインに対しては、よりスポーティ性を強調した兄弟車・チェイサーを設定する(’77年デビュー)など、その商品展開にはトヨタらしい堅実さが窺われる。

ボディ形式は4ドア・セダンと2ドア・ハードトップ、そしてワゴン/バンが用意された(チェイサーはセダンとハードトップのみ)。

こうしてマークⅡ/チェイサー兄弟はスカイライン/ローレルを相手に健闘し、その姿は当時の風景の一部を形成するほどお馴染みのものとなったのである。

プラモデルは、マークⅡ/チェイサーともにアオシマのキット(2ドア・ハードトップ)が現在もリリースされ続けているほか、10年ほど前にフジミから新金型で4ドア・セダンがキット化されている。

【画像8枚】セレブ感溢れるクレシーダ・リモを見る!

アメリカに実在したコーチビルド・リムジンを再現!

ここでお見せしている作品は、このフジミ製セダンをベースとして制作された作品で、改造プラモデル雑誌「モデルカーズ・チューニング」に掲載されたものである。

形状から推測できるようにボディを2個繋げて作った作品で、架空のリムジン仕様……と思われるが、おっとどっこい、これは実在の車両の再現なのだ。

マークⅡ(の輸出仕様であるクレシーダ)をベースにアメリカのコーチビルダーが製作したフェートン・エグゼクティブ・リムジン、というのがこの作品の正体である。

外観もさることながら、圧巻はグラスキャビネットなどミニBar的な空間に仕上がった後席で、覗き込んで見ると思わずにんまりしてしまう出来の良さ。

外装はしっかり輸出仕様のクレシーダ化が図られており、ウィンカーのないフロントバンパーやサイドマーカーなど、細部に至るまで妥協なく仕上げられている。

いかにもアメリカのコーチビルダーが好みそうなロールスロイス風クラシック・グリルやワイヤーホイール、ラビットアンテナなど、1980年前後のラグジュアリー・テイストの演出も巧みだ。


モデルカーズ・チューニング其の五

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