MOBILITY

2021.11.26

ムッシュ・ラメラメ!「ブタ目マークⅡ」をラメ成型活かしでフィニッシュ!【モデルカーズ・チューニング】

トヨタ・マークⅡグランデ◆Builder:鴨居光一 ◆Base:アオシマ1/24

マークⅡといえば、かつては”ハイソカー”の代表格として一世を風靡したものだが、今やそれも過去のこと、発展形であるマークXも消滅してしまった。

だが、かつてのマークⅡの輝きは今もファンの心を捉え続け、新たな世代をも惹きつけている。

初代マークⅡがデビューしたのは1968年のこと、コロナとクラウンの中間を埋めるモデルとして、「上級版コロナ」の意味あいでコロナ・マークⅡの名で登場したのであった。

同様のコンセプトを持つ日産ローレルよりひと足先に送り出された初代マークⅡはそれなりの成功を収めたのだが、続く2代目モデルでは、日産のローレル/スカイライン連合軍への対応に苦慮し、コンセプトのブレから販売成績は下降の一途を辿った。

その反省から、従来よりフォーマルな性格を強めて1976年に登場したのが3代目マークⅡ(X30/X40型系)である。

ボディラインは、当時のセミクラシック調のアメリカ車(シボレー・モンテカルロやビュイック・リーガル/センチュリー、あるいはクライスラー・コルドバなど)から強く影響を受けたもので、丸型2灯のヘッドライトから、後に「ブタ目」の愛称で呼ばれるようにもなった。

ローレルの上級志向には、こうしたゴージャス感の強調や2600ccモデルのラインナップで対抗する一方、スカイラインに対しては、よりスポーティ性を強調した兄弟車・チェイサーを設定する(’77年デビュー)など、その商品展開にはトヨタらしい堅実さが窺われる。

ボディ形式は4ドア・セダンと2ドア・ハードトップ、そしてワゴン/バンが用意された(チェイサーはセダンとハードトップのみ)。

こうしてマークⅡ/チェイサー兄弟はスカイライン/ローレルを相手に健闘し、その姿は当時の風景の一部を形成するほどお馴染みのものとなったのである。

【画像3枚】ラメボディがぎらぎらっ! のマークを見る

プラモデルは、マークⅡ/チェイサーともにアオシマのキット(2ドア・ハードトップ)が現在もリリースされ続けているが、ここでご覧頂いているのもこのアオシマのキットをベースに制作されたもので、改造プラモデル雑誌「モデルカーズ・チューニング」に掲載されたものである。

成型色を活かしてラメボディを楽しむ

まず目に入るのはラメ塗装のギラッとした輝きが魅力的なボディだが、これは実は塗装せずに仕上げられている。

どういうことかと言うと、キットのボディがラメフレーク入りの樹脂で成型されており(「ミラクルレインボー・ラメ塗装・チューニングカースペシャル」版のみの特徴)、この作品はそれを活かしてそのまま仕上げられているのだ。

とはいえベテランビルダーである作者らしく、灯火類やモールディング類をきちんと再現したことで、リアルな雰囲気に仕上がっている。

バンパーなどもキットにクロームパーツが含まれなかった頃の製品なので、全てミラーフィニッシュを貼って仕上げたそうだ。

ステッカーのあしらい方や、ボディに合わせたホイールの塗装などにも、年季の入ったセンスが窺える。


モデルカーズ・チューニング其の五

RECOMMENDED


RELATED

RANKING